「君は神だ☆」と言われましても…

自分の中の神様スイッチ押すブログ

並木さん、凄すぎた!

「君は神だ」と言われてからの珍道中を描いたのがこのブログですが、

その前のエピソードをまとめたブログ『神様がくれたインド旅』も同時執筆中。

 

みなさんこんばんは。

ニニギ ミノルです。

 

さて、衝撃を受けた本『ほら起きて 目覚まし時計が鳴ってるよ』の著者である、

並木良和さんに会うことになります。楽しみ!

 

 

夜行バスに乗り、

東京に着いたのは早朝のことだった。

 

受付は9時からと案内されていたのだが、

万が一迷子になったり、

間違えたりしないようにと、

7時30分に会場を下見に行くことにした。

 

会場はビルの6階で、ビルに入るドアはまだ空いていない。

2重の自動ドアの間には、スポーツ用のロングコートを着た

男性がパイプ椅子に熊のように座している。

ガードマンかと思ったが、とても話しかけられる雰囲気ではない。

 

やはり9時にならないと開かないのだろう。

では、近くでお茶でもするかとビルから離れようとしたとき、

ひとりの女性が声をかけてきた。

 

「並木さんの講演会にきた方ですか?」

僕「あっ、はい。そうです。」

「整理券の配布があるようなので、そこの男性に頂いてください。」

僕「ありがとうございます!」

 

さっきの熊のような男性は、実はスタッフだったようだ。

失礼を承知でいうが、とてもスピリチュアルな感じではない。

こういうのを偏見というのだろう。

人は見かけによらない。

 

整理券の番号は、「21」。

この早朝にすでに20人が来ているのだ。

2日前の18時に開設された申込ページも、

4時間後には満席で閉設されていたのもうなずける。

 

時間をつぶして9時に会場に着くと、

エレベーターを下りたところから人でごった返していた。

整理券のおかげで前から21人目に並んだのだが、

行列は廊下に収まらず非常階段まで続いている。

それでもまだひっきりなしに、

エレベーターは参加者を放出してくる。

 

開場するとなるべく前席を取ろうとするが、

すでに最前列は埋まっている。

20人分以上埋まっているので、

きっと先に来た人が仲間の分まで席を取っているのだろう。

 

席は演台に向かって中央に通路が設けてあり、

その左右にそれぞれ100席以上の椅子が並んでいる。

あれよあれよと席が埋まるなか、

僕は前から3列目の中央通路横に腰を下ろした。

 

しばらくすると、スピーカーから並木さんらしい声が

聞こえてきた。しかし、演台には誰もいない。

見回すとあちこちで参加者から質問を受けては、

ひとつひとつにきちんと答えている。

 

やっと演台までたどり着くと、

定刻より少し遅れていよいよ講演会は始まった。

 

講演が始まって30分ほど経った時、

並木さんは話しながら中央通路を

こちらに向かって一歩一歩近づいてきた。

 

そして、話を急に止めて僕の横で腰を折ったかと思うと、

僕にこう質問した。

 

「あなた、自分で直感鋭いってわかってる?」

僕「えっ?」

 

僕は突然のことで何を言っているのかわからなかった。

 

「あなたね、自分で直感鋭いってわかってる?」

僕「あー、はい。そうですね。」

 

「ごめんね、急に。見ようと思ったん訳じゃないんだけど、

 あなたのクラウンチャクラの形がとってもきれいな漏斗状になってるの。」

僕「は、はい。」

「こういう人はね、いろんなメッセージをとっても受け取りやすいの。

 だから直感がいい?って聞いたの。」

僕「そうなんですね。ありがとうございます。」

 

クラウンチャクラとは、人間の体内に位置する7つのチャクラのうち、

頭頂部にあるひとつのことだ。それくらいは知っていた。

しかし、それに形があるとは知らなかった。

当然、自分のチャクラがメッセージを受けやすい形だとは知る由もない。

しかし、そう言ってもらえたことが、とてもとても嬉しかった。

 

講演の途中で質問タイムがあった。

 

僕も、今回どうしても聞きたいことがあった。

それが、これだ。

『人間が霊的に成長していくためには、霊的指導者の存在は必須なのか?』

 

その質問に並木さんは即答した。

「どうしてもそうしたいのなら止めないけど、今の時代は必要ありません。

 今は自分が自分のマスターになる時代なんです。

 ましてあなたのようにクラウンチャクラが開いている人なら、

 ちゃんと自分でメッセージを受けて道を進むことができます。」

 

僕は昨年のメッセージを思い出して、インドに行ったことを伝えると、

話を遮るように「知ってます。」と言った。

 

そして、僕の少し上をぼーっと見ながら、こう言った。

「あなたはそうやってちゃんとメッセージを受け取って、

 すでに順調に進んでるって。そしてその行動力がすごいって、

 うしろは言ってるよ。」

 

講演はこのあと18時までずっと続いたし、

その内容もとてもすばらしかったが、

今回このイベントに僕が来た目的はこの問答に凝縮されていた。