「君は神だ☆」と言われましても…

自分の中の神様スイッチ押すブログ

高千穂 天孫降臨の旅 ③

みんな、こんにちは。

ニニギミノルです。

 

今日は、11月13日の後半の出来事をお話しします。

 

窓の外を見ながらこう思った。

高千穂という地はほんとうに、

日本神話とともに存在しているだなあと。

 

記紀の神話の流れに沿って、

天岩戸神社天安河原があるエリアと、

猿田彦を祀る荒立神宮は車で15分ほどの距離がある。

ちょうど今その車中なのだ。

 

そして、荒立神宮のまわりには、

他にも神社や史跡が群れを成している。

その分布は、まさに記紀の神話にちなんでいるのだ。

 

この高千穂にいると、神話のエピソードが

本当にこの地であったのだと、そう思える。

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荒立神宮につくと、

さぞ霊格の高そうな宮司が迎えてくれた。

高尚でありながら、

威厳を相手に感じさせない柔和な応対。

そして、聞き取れないくらいの方言がまた、

この宮司の温かみを醸し出している。

 

どうぞと案内されたのは、

こんな奥まで入っていいのかと躊躇するほど

ご本殿の扉の目の前だった。

 

この社は、猿田彦といっしょに天鈿女命も祀られている。

自然に座ったつもりだが、

ちゃんと同行のウズメさんが中央に位置してる。

 

「ご祈祷の内容は?」と聞かれ、

少し考えたあと、「世界平和です。」と答えた。

 

祝詞奏上の間、頭を下げて目をつむっていたが、

しっかり神様の存在を感じられる。

 

となりのウズメさんからもなにか

いい気が感じられた。

 

本殿の裏は山の傾斜面になっていて、

あるいて回れるようになっている。

 

途中でひとつ、古い祠があった。

何が祀られているのかわからないが、

相当古くて霊的な存在感もある。

 

参拝させていただいたあと、

ウズメさんが「君が代」を奏上すると言う。

 

どこかで唄って欲しいとリクエストしていた歌だ。

 

さきほどまでいた他の参拝客もいまはいない。

神様が人払いして下さったのか。

 

きっと何代にもわたって

子供たちが駆けたこの裏山に

君が代の唄が響き渡ると、

まるで童心のように無邪気な新しい時代が始まるのだなと

妙に合点がいった。

 

 

荒立神宮から車で5分ほどのところに、

次の目的地、くしふる神社があった。

 

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ご由緒が書かれた看板を見て、

ここの主祭神瓊瓊杵尊だったと思いだした。

参拝した神社が多くて、

頭がこんがらがっている。

 

大きな一の鳥居、

そしてその先の石階段、

両脇にどっしりと立つ巨木たち。

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その雰囲気だけでここが好きな神社だと感じられる。

 

昨日行った弊立神宮や、

さっき行った天岩戸神社東本宮も、

構図は似ているのだが

それぞれ個性がある。

 

このくしふる神社は、

独特の湿っぽさがあるのだが、

嫌味ではない。

 

かといって、

陽気な日差しが似合わないでもない。

 

どんな季節や気候でも、

毎度違う雰囲気を楽しめるような、

そんな懐の深さがある。

 

親しみやすい拝殿で参拝を済ませると、

ここで初めてくじを引いてみたくなった。

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さすがにここは大吉が出てくれた。

その内容がまた、

今回の天孫降臨の旅を揶揄しているようで

胸が熱くなる。

 

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拝殿の脇から本殿を眺め、

そのまま本殿の裏まで回らせていただいた。

 

本殿の裏は、

山の斜面になっている。

本殿にご神体がいらっしゃるはずだが、

その裏の山自体も気になるのだ。

 

あとで調べると、

やはりくしふる山自体がご神体だったようだ。

 

斜面の岩肌に手をやるとなんだが、

不思議な感覚が起こった。

 

なにかははっきりわからないが、

でもなにかを受け取ったような気がする。

 

剣のような気もするし、

三種の神器のような気もする。

 

まあ、はっきりわからなくても、

受け取ったのなら、受け取っている。

そういうものだ。

いづれわかる時がくるだろうから、

あまり詮索しないでおこう。

 

今日の予定も残すところあと二社だ。

 

国常立尊を祀った石上神社を参拝したあと、

秋元神社へ向かった。

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一時間弱ほどのドライブだったが、

神社の手前3キロほどは、

車一台分の山道をひたすら走るので、

ずいぶん長く感じられた。

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着くなり出迎えるのが、この石碑。

『神人総共同永代大志』

この意味を考察するだけでも、

厚い本が一冊できそうな貫禄がある。

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しかし拝殿も新しく、

特に霊験あらたかな感じはない。

 

そこでまた、本殿の裏に回った時、

ここが大事な場所なんだなと感じた。

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本殿の裏は、

峡谷の両壁がずっと向こうまで続いている構造で、

遠くへいくほど峡谷が浅くなっている。

つまり、峡谷の始まりがこのずっと向こうにあるのだ。

 

そのときひとつのイメージが浮かんだ。

ずっと、ずっと昔。もしかしたら有史以前。

この峡谷の始まりから、

子供がたくさん降り立ったような感覚。

もしかしたら子供のような宇宙人かもしれない。

 

とにかく、この地に暮らす者とは別の存在。

そして、土地の者と降り立った者が

共に互いを尊重し、豊かな暮らしを作ったのではないか。

 

そして、

同じようなことが、

これからふたたび起こる暗示を感じたのだ。

 

そう思って石碑の文字、

『神人総共同永代大志』を見直すと、

なんだかしっくりくるものがある。

 

そんなことを考えながら、

もと来た拝殿を仰ぎ見た。

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そこに刻まれたご神紋。

それは、みたことのない太陽と月と星の紋だった。

 

高千穂 天孫降臨の旅 ②

みんな、こんにちは!

ニニギミノルです。

 

今日は高千穂の旅の二日目のことを書きます。

つまり、11月13日のこと。

まさに、メッセージを受け取っていた、

天孫降臨当日の日のことです。

ではさっそく。

 

「ミノルさん!ミノルさん!」

この旅の同行者が呼ぶ声で、

僕は飛び起きた。

時計を見ると午前5時を過ぎている。

 

天孫降臨のその当日、

11月13日に僕は寝坊をした。

 

昨夜は、昨日回った弊立神宮や高千穂峡のことを整理し、

寝る前には、枕元に持参した稲穂と塩をおいて、

天孫降臨がうまくいくことを祈っていた。

 

昨日一日体験したことのない緊張感があったうえに、

睡眠時間も少なくてつい寝過ごした。

 

それでも予定していた時間に、

ゆとりをもって到着することができた。

国見ケ丘の展望台だ。

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天孫降臨の際に、

瓊瓊杵尊高天原から、

これから降る雲海を見下ろしたと言われる場所。

 

神々しく光る朝日に、

これから天孫降臨させていただくことを

しっかり宣言した。

 

毎日見れると思っていたこの雲海だが、

9月から11月頃までで週に2,3日の割合らしい。

そして、特にこの日の雲海ははっきり見られる

条件だったそうだ。

 

次に訪れたのは、瀬織津姫社。

天孫降臨の神話には出てこない女神だが、

僕には最初に行くべき理由があった。

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僕が6月に久高島で授かった水晶玉だが、

いまだ受け取った実感もなければ、

使い方もわからないままだった。

 

そこで高千穂の旅の前に、

久高島に連れて行ってくれたYちゃんに

聞いたのだった。

 

「もう使えるらしいよ。

 稲穂と伊勢の塩か海水を持って、

 瀬織津姫が祀られた場所に行けばわかるって。」

 

とのことだった。

相変わらず、

Yちゃんのチャネリング精度はピカイチだ。

 

稲穂は用意があるし、

高千穂に瀬織津姫の小さな祠があることも承知の上。

 

そこで、

三重県伊勢市の塩というのを、

事前に取りに行ってあった。

 

調べると、

「岩戸の塩」というのがあるらしい。

伊勢の浜で汲んだ海水から作られた塩で、

伊勢神宮にも奉納される由緒あるものだ。

 

瀬織津姫社は、高千穂でも辺境にある。

田んぼと牛舎の間のあぜ道を進むと、

崖を降りる階段が現れる。

 

下を流れる渓流のせせらぎを聞きながら

200mほど下ると、古くさびれた祠があった。

きちんと整備された階段に似つかわしくない代物だ。

 

感じるままに、祠のある場所で稲穂と塩を供えた。

手を合わせ、

「何をしたらいいですか?」と聞いてみたら、

供えた稲穂の米粒を食べるような気がした。

 

持ってきた品種は全部で9種。

ほとんどが古代米だった。

それを一粒ずつ九つ千切って口に含む。

 

そして、岩戸の塩も含んだ口を、

まえに誰かが供えた日本酒で流し込んだ。

 

それ以上なにかをする気配はない。

それでなにか体に異変があったわけでもなく、

この祠で僕がすべきことは済んだ気がした。

 

その時、同行者のウズメさんが、

ここで歌を奉納したいと言い出した。

 

ウズメさんは

度胸があり物おじせず先陣を切ることができる上に、

多芸多才な女性で、

まさに天鈿女命のような人なのだ。

 

この旅の同伴者としては、

まさに打ってつけだった。

 

ウズメさんのその選曲、

唄う方向、そしてここで唄う意味。

 

そのすべてが、

僕がそばで感じたものと同じように思えた。

 

まだ自分では認めていないが、

彼女もまたちゃんと自分の直感が開いている。

ならば、安心して僕は僕の感じることだけに

集中できる。

 

彼女が唄うその先には、

渓谷の向こう側の岸壁が木々の隙間から見て取れた。

 

そこには、

天岩戸とは本当はここじゃないだろうか?と疑う岩肌が、

嬉しそうに唄を聞いているのを感じた。

 

車に戻り、次に向かう「天岩戸神社東本宮」を

ナビにセットし、発車した。

 

ものの5分ほどで到着した場所は、

天岩戸神社の次に行く予定の

「八大龍王水神社」の近くだった。

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どうも、天岩戸神社の駐車場に入る道の

一本上の道を来たらしい。

ナビではよくある間違いだ。

 

これも何かの導きだろうと、

八大龍王水神社を参拝した。

 

ウズメさんと一緒に、

龍神祝詞を奏上したあと、

立派な御神木を見上げると、

枝の間からお日様が輝いて見える。

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僕が神様から「合っている」と

感じるサインのひとつだ。

意気揚々と天岩戸神社へ向かった。

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天岩戸神社は岩戸川を挟んで、

東本宮と西本宮がある。

どちらも天岩戸をご神体として祀っている。

 

そして西本宮の側の上流には、

天の安河原があるのだ。

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西本宮の天照大御神

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西本宮の拝殿

 

東本宮から西本宮の順に参拝しているとき、

ちょうど社の参拝ツアーが始まったので、

同行させていただいた。

 

おかげで予期せず、

立入禁止のご神域まで入って、

直に天岩戸を参拝することができた。

 

もし行かれる際は、

ツアーの参加をお勧めする。

 

西本宮からあるいて10分ほどで

着いた天の安河原。

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道中そばを流れる岩戸川も心地よく、

突然目の前に現れた大きな大きな洞窟にも

息をのむものがあった。

 

ただ、安河原と呼ばれるその洞窟には、

いつだれが始めたのかわからない石積みが

所狭しと並んでいた。

これだけ人の念や願望がとどまっていると、

正直言っておぞましさを感じる。

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天の安河原の中から見た景色

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帰りの岩戸川でお祓いしながら車まで戻り、

13時にご祈祷をお願いしている、

荒立神宮へ向かった。

 

つづく

高千穂 天孫降臨の旅 ①

みんな、こんばんは!

ニニギミノルです。

 

昨日までの3日間、高千穂を訪れていました。

そして、天孫降臨をしてきました。

では、また!

 

 

 

って言ったら、怒られるね。。。

 

今回の旅のことを

ブログの書くのはすごく難しい。

 

できたら、

お話会とかで目の前の人を感じながら、

話の焦点を絞って話せたらなーと思う。

 

ブログじゃ相手が見えないから、

何をどう伝えるか決めにくいの。

でも話したい、高千穂について書きたいことは、

たくさんある。

 

だから今回は、

読み手をこっちで設定してしまおうと思う。

 

自分の直感を信じて生きてみたい、

あるいは生きているけれど、

まだ迷いや制限を手放せなくて、

ニニギミノルさん、最後の神様スイッチ押してー!

 

↑こういう人をメインターゲットに設定します。

 

そんなことはどーでもいいから、

天孫降臨どうなったんかだけ、

簡単にまとめてよ。って人向けに言いますと、、、

 

 

天孫降臨は、無事に終わりました。

終わりといっても、ハジマリの儀式でした。

 

それは、

天皇が執り行った秘儀とも関係していて、

僕の役目は天皇がされる前に、

その基礎を固めることであり、

流れを作るためでした。

 

 ハジマリのゲートは開いたので、

僕はこれからみんなの後ろに回り、

ゲートを渡る人のサポートをします。 以上

 

こんなところです。

こんな3日間の旅のこと、

3回くらいに分けて書きたいと思います。

 

ではさっそく。

 

11月12日早朝、

ぼくは同行者ひとりとともに、

空港に向かった。

 

 別々の座席だったんだけど、

席番号が、僕は6、

彼女は12、12を一桁ずつにして足すと1+2=3。

3と6を足すと9になる。

 

3、6、9は数秘では高次の数字。

??な人は、369の法則とかでググってみて。

 

この席番号をみて、

今回の天孫降臨がうまくいくことを

このメンバーで行くことになっていたことを、

確信したんだ。

 

熊本空港でレンタカーに乗り換え、

さっそくはじめの目的地を目指す。

弊立神宮だ。

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威風堂々の正面

ここは伊勢神宮鹿島神宮などと同じ、

中央構造線上に建てられた宮。

 

大きな鳥居と巨木から、

その威厳が伝わってくる。

 

拝殿を参ったときに感じたのは、

白と黒の光の点滅。

チカチカしてる。

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良く言うと、破壊と再生。

悪く言うと、不安定。

 

境内を見渡しても、

新しいものと古いもの、

巨木と朽木が混在している。

 

歴史の古い神社でも、

バランスのいいところはいい。

 

参拝を済ませると、

「はて、ここに来た目的はなんだろう?」と思いながら、

拝殿の右に回る。

 

そこには、天児屋命の摂社が。

この神様、岩戸隠れで活躍し、

天孫降臨にも随伴した重要な神様。

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でもここまであまりご縁がなかった。

それを補うように登場してくれた!

神妙に参拝し、

チェックインの時間が迫った宿に向かう。

 

今回の宿は高千穂峡のすぐそばだ。

2名にしては広い貸別荘だったが、

その近さが魅力であえてここを選んだ。

 

チェックインを済ませると、

すぐに高千穂峡を散策する。

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複雑な柱状節理の断崖

繰り返された噴火によってできた渓谷。

柱状節理の岩の下には、

豊富な水量の川が流れる。

 

高千穂といえば、高千穂峡

高千穂峡といえば、眞名井の滝。

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眞名井の滝

そして、そして渓谷の先に広がる河原。

その抜け感がとても開放的で気持ちがいい。

 

奥の河原に歩を進めようと、

眞名井の滝の上の遊歩道を進もうとしたとき、

気づいた。

眞名井の滝より上のところがとても気がいいのだ。

ハートも開く感じがするし、頭上にも抜け感がある。

 

見て回ると、

眞名井の滝の上におのころ池があり、

おのころ池の上には、玉垂の滝があるのだ。

 

おのころ池のそばには石垣の区画もあって、

昔は社があったような感じがする。

 

おそらくその社は、

上の玉垂の滝を祀っていたんじゃないだろうか。

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玉垂の滝と三日月形

玉垂の滝の上部には、

三日月のような形のくぼみがある。

それもまたシンボリックだった。

 

高千穂峡を満喫したあと、

夕飯を済ませて向かったのは、

高千穂神社

 

夜に神社ってあまり行かないけど、

ここには連日100~300人近い客が集まる。

高千穂夜神楽だ。

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365日休まず神楽を奉納すること46年。

神、日本神話、神楽に対するこの土地の

想いの深さに感銘を受ける。

 

受付開始の19時に行った時には、

誰もいなかった神楽殿には、

きょうも100人は下らない客が

ぎゅうぎゅうに座っている。

 

明日、神話に沿って天孫降臨ゆかりの地を

巡る予習としても、この神楽を見たことは、

とても意味のあることだった。

 

1時間の神楽のあと、

外にでると鱗雲に光る満月が神々しい。

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宿で睡眠をとったあと、

僕らはこの月が沈まぬうちに、

高天原からの降臨を始めているんだ。

 

山間の夜の冷え込みからか、

あるいは明日に向けた武者震いか。

肩を丸めながらも意気揚々と

宿へと車を走らせた。

 

つづく

大神神社と饒速日命 ~もうひとつの統合~

みんなこんばんは!

ニニギミノルです。

 

いよいよ高千穂まであと5日!

自分の内側を整える事だけに集中してきたけど、

つい先日、

奈良の饒速日命の分け御魂をもつ友人から

連絡が来た!

 

失望されてしまって疎遠になっていた彼だ。

稲刈りを手伝いに来ないかという嬉しいお誘いだった。

 

疎遠になってからの2か月ほどで、

僕と同様、彼にも何か変化があったのかもしれない。

 

少し複雑な感情もあったが、

純粋に嬉しかった。

二つ返事で行くことを伝え、その日は一日ご機嫌で過ごした。

 

稲刈りの当日、集合時間は朝10時。

少し早めに向かい、寄っておきたい場所があった。

大神神社だ。

 

饒速日命とのご縁を見守ってくれていた大神神社

初めての登拝で、心ふるえた三輪山

高千穂の前に、天孫降臨の宣言とご挨拶をしておきたかった。

 

そして、もうひとつ。

1か月ほど前、夢の中に2つの神社が出てきた。

ひとつは場所も名前もはっきりしないのだが、

もうひとつが狭井神社だった。大神神社の境内摂社だ。

 

一の鳥居をくぐって参道をすすみ、まずは拝殿へ。

七五三だからか、大勢の参拝客でにぎわっていた。

 

拝殿から戻り、次の行き先を心に問うてみる。

意外にもスサノオさんに行きたいらしい。

 

二の鳥居の外にはなるが、

素戔嗚尊が祀られた社があることは知っていた。

 

古い町並みのなかにひっそりと佇む祇園社

ちいさな拝殿で柏手をうつ。

 

「なにかありますか?」と問うと、

「志をまい進し、弱き者を守り尽くせ」と言われた。

 

弱き者、、、すぐに浮かんだのは、

うちの奥様だ。

 

奥様を知る人は「弱き者」と聞いて噴き出すかもしれない。

「強き者」の象徴のようなお人なのだ。

 

しかし、夫婦の関係性もこのタイミングに

変わりつつあることを感じ始めている。

 

奥さんのほうが、男性性から女性性へ、

そして僕が女性性から男性性へと回帰する時期なのだろう。きっと。

 

待ち合わせの時間も迫ってきたので、

小走りで狭井神社へ向かう。

 

この神社は、ご神体の三輪山へ登る入り口でもある。

境内はまた一段と参拝客が多い。

 

まっすぐ拝殿へ向かい、

柏手を三つ。

 

目をつむったら、神職の出で立ちの男性が出てきた。

神妙な顔で僕の体から黒く長い針のようなものを

いくつも抜いていく。

 

すぐに、身体を整えてくれているのだとわかった。

あとからご祭神を調べると、大物主神の荒魂で、

病気平癒のご利益があるらしい。

 

これもきっと高千穂の前の調整なのだろう。

ありがたい。

 

待ち合わせ場所へと急いで移動し、

饒速日命瀬織津姫と合流した。

 

久しぶりに会う彼らだが、

変わらず僕を迎えてくれた。

 

たくさん話し、

裾狩りを手伝い、

コンバインまで操縦させてもらった。

 

興奮しながらぎこちなく運転する僕の横で、

また饒速日命も楽しそうに見えた。

 

稲刈りも終わった夕暮れ前に、

彼が僕に「これ持っていき。」と腕を伸ばした。

 

渡されたのは、他でもない。

古代米の稲穂だ。

 

古代稲は、饒速日命が降臨した時に

持ってきたシンボルのひとつ。

 

1月に、高千穂に持っていきたいとお願いし、

9月に、渡すわけにはいかないと断られたものだ。

 

一連のことで、彼から学んだことは僕にとって大きかったし、

もう稲穂というカタチにはこだわっていなかった。

 

だからか、受け取った時に、

頭がまっしろになってお礼すらうまく言えなかった。

 

彼の軽トラで帰宅する道中は、

ただずっと稲穂を眺めていた。

僕はこれを高千穂に持っていくのだと。

 

天孫降臨をすると決めてから、

仲直りをしたかった2つの対。

 

ひとつめは、木花咲耶姫と磐長姫。

そしてもうひとつが、饒速日命瓊瓊杵尊

 

高千穂に向かうわずか数日まえに、

やっとやっとすべてのピースが埋まった。

 

僕が思い描いた完璧な状態で、

天孫降臨の日を迎えることになる。

 

 

 

11月13日という日を再確認する

みんな、こんばんは!

ニニギミノルです。

 

今日は、もうすぐ迎える11月13日って日について、

その意味をお話します。

 

まず、なんで11月13日について語るかっていうと、

この日僕は、宮崎県の高千穂に行くの。

そして、日本神話のエピソードのひとつ、

天孫降臨』ということをやり直すつもりなの。

 

このページにいきなり来た人は、

「ニニギミノルってだいぶヤバいやつだな。」

とか、

「頭の中がお花畑でちゅねー!(笑)」

ってなるだろうね。。。

気にせず続けようねー。

 

去年の暮れにね、僕が『瓊瓊杵尊』だって言われてから、

天孫降臨ってご神事をやり直したい!』って思うようになって、

『11月13日』って日付が浮かんだの。

 

それだけの理由で、ほんとに行くわけ。

ヤバいでしょ。

 

でも二年前に、頭に浮かんだインドの知らない地名を追いかけて、

単身バックパックで行っちゃったくらいだから。

国内なんて余裕なわけですよ。

 

そのための準備をずっとしてきた。

三輪山、ハワイ、久高島、富士山、伊豆、吉野、東京。

 

そして、あと一か月を切った頃からは、

自分を整えることに集中している。させられてるのかも。

 

良くない習慣をやめ、

身の回りを断捨離し、

食べる量と質を整え、

睡眠を多くとる。

 

一時的に体調が悪化したかと思うと、

今はもうエネルギーが満ち満ちている。

 

直感もどんどん研ぎ澄まされてきて、

浄化の回転もどんどん加速していく。

 

それとは反比例して、

これまでがむしゃらに取り込んできた

外部からの情報をシャットダウンする。

あとはもう、自分で感じられるはず。

感じたことが、いま自分に必要なすべて。

 

いろんな人や場所から、

いろんなものを託され、

僕の行うご神事がほんとうに

応援されているんだと実感してる。

 

そんななかでたまたま見たのがこの記事。

ameblo.jp

 

ふだん読んでないのに、

たまたま行き着いたこの記事のなかに、

11月13日がどれだけ大事か書いてある。

 

神無月であるこの11月、

神様は出雲に集結している。

だから出雲では神在月という。

 

神様がすっからかんになっている間の

11月12日に、大嘗祭前二日大祓が行われ、

11月14日は、大嘗祭は執り行われる。

その間の、

11月13日は、翌日の大嘗祭の前の準備のための一日。

この日、全国民がすべきは、自らの心の祓い。らしい。

 

みつろうさんは13日の正午から13時にかけて

一斉に祈りをささげようと、呼びかけてる。

 

いっぽう出雲大社では、

11月6日に八百万の神々が出雲に集まり、

人々のしあわせのご縁を結ぶ会議

「神議(かみはかり)」が行われる。

その結果を受けて、

11月11日10時と、13日10時に、

縁結大祭でご縁が結び直され、

11月13日16時に、

神等去出祭(からさでさい)の号令により、

神々は解散し、全国に戻られる。

 

僕はというと、

12日に高千穂に入り、自分と高千穂のエネルギーを整え、

13日早朝から天孫降臨ゆかりの地を巡礼していく。

13日13時からある神社で正式参拝し、

天孫降臨を宣言する。

16~17時ごろに巡礼を完了する。

 

どうだろう?

シンクロニシティを感じるのは僕だけだろうか?

一年前にふと浮かんだ『11月13日』に

ずっと半信半疑だったけど、

これだけ『どや!』といわんばかりに証拠が出てくる。

「どや!ニニギミノル!どれだけ大事なことするかわかったか!」

ということなのか。

 

からの、

「自覚せい!」ってことなのか。。

 

ほかにも、11月12日が満月だったり、

占星術に詳しい知人から、

「11月13日と14日って今年で一番いい日らしいよー」って

言われたり。

 

プレッシャー半端ないんですけどー!!

 

でも、ぜったいに成功することももう̪知ってる。

だから、当日までさらに自分を整えることに集中する。

 

みんなのなかで、

もし僕の天孫降臨にピンと来る人がいたら、

11月13日13時に

「高千穂にニニギミノルがいる」ことを

意識していてね。

 

もちろん、

自分がほかに感じることがあったら

それを優先してね。

自分の直感はぜったい間違えないし、

極論それだけを信じてればいいから。

 

 

 

33日間ずっと考えてきたこと【重要告知あり】

みんな、こんばんは!

ニニギミノルです。

 

富士山に行ったブログを最後に、

33日もブログ更新してなかった!

 

二年前の2017年10月14日に、

はじめてお告げ?みたいなメッセージを

受け取ってからというもの、

 

ずーっと直感を信じて、

でも半信半疑ながら、

行きたいところに行き、

ピンときた本を読み、

会いたい人に会い、

ここまで生きてきたのね。

 

(うわぁ、今日が2019年10月14日だから、

ちょうど二年だ!)

 

思い返せば、

すごい順調に魂の旅を続けてきた。

数えきれないくらいの人や、

神様や自然や本にサポートしてもらって、

自分のルーツに回帰してきたんだよ。

 

ほんと、お疲れさまでした。

 

で、ブログを更新しなくなった一番の理由っていうのがね、、

 

今年の1月に出会った、

饒速日命の分け御魂を持った人に、

失望されたことだったんだ。

 

富士山に登って、

コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ

仲直りして統合したでしょ。

それで慢心してた。

 

もうひとつ統合したかった、

瓊瓊杵尊(僕)と饒速日命(彼)は、

それより前に上手くいってたつもりだったんだ。

 

だから、

「失望した」って言われたときは、

そうとう落ち込んだ。

 

それも自分の意識が起こしたことだから、

何度も何度も浄化して流して、

それでも落ち込みが戻らない。

そんな日々だったのよ。

 

あーしんどかった。

 

何かがおかしいのか?

何かが足りなかったのか?

ずっとずっと自問自答してきた。

 

直感を信じて、

キャッチしたものを信じて、

やってきたはずなのに。

 

ご縁のある神様たちに聴いてみても、

「大安心」とか「順調」とかしか返事がこないから、

よけいに混乱しちゃって。

 

そんななかで迎えた2019年10月13日。

昨日だね。

台風19号の爪痕が残るこの日、

僕は連れられるようにして、

淡路島に行ってきたんだ。

 

何の為に行くのかは、

さっぱりわからないままにね。

 

そこで待ってたのは、

今までご縁がなかった

(これからもあんまりないと思ってた)、

素戔嗚尊スサノオノミコトさんだった。

 

ごめん、最初に言っとくけど、

今回は写真がありません。

集中してたから。

 

最初に行ったのは櫛笥神社。

僕は天照大神を感じたんだけど、

誘ってくれたヒーラーANちゃんは、

主祭神素戔嗚尊をキャッチしてたらしい。

 

僕が参拝してるのを

少し離れてみていたANちゃんが、

戻った僕に、

 

スサノオさんが『よくミノルくんを連れてきたな』って言ってるよ。」

 

だって。

 

最初の訪問先から、

ご神事モードに強制突入。

 

次に参ったのは伊弉諾神宮。

伊邪那岐伊邪那美にご挨拶したあと、

広い境内をぼーっと散策してたらやっぱり出てきた。

境内末社として素戔嗚尊が祀られた根神社が。

 

参拝したあと、

ふと横を見るといつの間にかANちゃんが

こっち見てる 汗

 

ここでは櫛笥神社よりもはっきり

素戔嗚尊がお姿を現されたらしい。

 

それを聞いた瞬間から、

胸が苦しくて吐き気やむかつきが。。。

クリアリングしてもなかなか収まんない。

 

どうも苦手なんだよな、この神様。

破天荒で、猪突猛進で、強引で。

 

そう思った瞬間浮かんだのは、

うちの奥様。

まさに素戔嗚尊のような人。

(そうじゃない部分もたくさん持ち合わせてるけどね)

 

素戔嗚尊と奥さん。

そう思ったらまた吐き気が。

 

これはきっとどえらいもんが詰まってる。

 

挙句の果てに、

ANちゃんから伝えられた素戔嗚尊のメッセージは、

「いいかげん自覚をせよ!」らしい。

 

ううぅ、トイレ~!

 

この言葉ほかでも聞いたことがある。

夏至に行った久高島だ!

niniginomikoto.hatenablog.com

 

 

でもね、自覚自覚って言われても、

わかんないのよ。

だって自覚してるもん、僕なりに。

神社にいくたびに、

「高千穂で天孫降臨させてもらいます!」

って宣言してるし、

 

普段の生活も、

天孫降臨が中心だからね。

 

なのに、

自覚せよって何よ!何なのよ! ですよ。まったく。

 

それをそのままANちゃんに伝えたら、

教えてくれたの。

僕に足りない自覚の意味を。

 

それはね、

これまではコツコツとひとりで進めてきた

高千穂への準備、

そして天孫降臨の旅そのもの。

 

それをもっとパワフルなものに、

みんなのものにするために、

よりたくさんの人に伝えることなんだって。

 

これまでも、

このブログでありのままを伝えてきたつもりだけど、

まだ足りないのかもね。

 

もっと、正確に時間と場所を伝えて、

その場に一緒にいる人も、いない人も、

意識を合わせて大きな渦にできるように。

 

だから、、天孫降臨の旅について

この記事でお知らせします。

一番最後を見てね。

 

で、その吐き気がどうなったかというと。

 

同行している奥さんに、

このげっそり顔をみられるのもまずい。

自分でもクリアリングして、

横でもANちゃんが流してくれてて、

ましになったところで、

 

僕 「次はどこへ行く予定?」

AN 「あとはお任せします。ミノルさんのお好きなところへ。」

 

だって。

ええっー、いよいよ本題ってところで、

梯子外された感じ。

 

来る直前にざっと見ていた淡路島の情報のうちから、

気になっていた「おのころ島神社」へ行くことに。

 

おのころ島っていうのは、

日本神話で登場する国生みのなかで、

伊邪那岐伊邪那美がはじめに造った島のこと。

つまり、日本の最初ってわけ。

 

でも神社があるのは、

淡路島の真ん中くらいだし、

淡路島はおのころ島のあとにできたはず。

 

まぁ直感信じて行ってみますか!

 

参拝してわかったことは、

ここの主祭神は当然、伊邪那岐伊邪那美なんだけど、

菊理姫も祀られてるってこと。

 

菊理姫といえば、縁結び・仲直りの神様。

たしかにこの神社の雰囲気は、

和やかですがすがしくて、

不仲もどっかに消えてしまいそう。

なるほど、ここで夫婦のご縁を結び直すんだな。

 

奥さんとの仲を結び直すことを祈願させていただきました。

胸のつかえもすっかり無くなってる!

 

さあもういい時間。

最後にもうひとつ行ってみたいところがある。

それは、淡路島の南端の海岸線。

場所はどこでもいい。

 

そこから海を隔てた先にある沼島を眺めたかった。

ただそれだけ。

でもあとから調べたらね、

僕らが立ってた海岸線は、

日本を横断する中央構造線上だったんだ。

 

中央構造線っていうのは、

ユーラシアプレートと太平洋プレートがぶつかり合う地帯で、

鹿島神宮諏訪大社豊川稲荷伊勢神宮高野山阿蘇山など

日本を代表するようなスポットがあるんだ。

昔のひとはどうやってこのラインを計測したんだろう。

 

中央構造線上の始まりの島に立ち、

僕は原初の自分に回帰し直すこと。

 

それが、この旅の最大の目的だったんだと思う。

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淡路島の南端から望む沼島

帰り道に淡路島を運転しながらふと夜空を見上げると、

まんまるお月様。

ちょっと出来過ぎな淡路島の旅になりました。

 

 

さて、高千穂の旅について、お知らせします。

 

2019年11月13日(旅程は12日~14日)

夜明け前から17時ごろにかけて、

高千穂にある神社や名所を、

天孫降臨の神話をなぞって巡行します。

遠方から意識を合わせるとしたら、

『13:00、高千穂、新しい天孫降臨』です。

 

この相対世界を創りだしたときの天孫降臨を、

これから迎える美しき大調和の世界に合った天孫降臨にすべく、

アップデートするのが目的です。

そのキーワードは、明るさ、軽やかさ、統合、調和。

 

もし、ピンと来る方がいたら、

それはあなたが、

僕と同様に、

この旅の大事なピースのひとつだというサインです。

 

旅の詳細をお伝えしますので、

こちらまでご連絡ください。

ninigiminoru@gmail.com

富士山頂のコノハナサクヤヒメに会いに行く! ②

みんなこんばんは!

ニニギミノルです。

 

 

今日は富士登山の後編です。

 

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今回の登山の目的はいくつかあって、

 

・山頂からご来光を拝むこと

浅間大社奥宮のコノハナサクヤヒメに会いに行くこと

 

でした。

コノハナサクヤヒメに関しては、具体的に、

 

 ・コノハナサクヤヒメとイワナガヒメをつなげる

 ・コノハナサクヤヒメとペレをつなげる

 

がテーマとしてありました。

 

 

なんでかっていうと、

コノハナサクヤヒメとイワナガヒメは、

妹と姉の関係なんだけど、

瓊瓊杵尊(僕)のせいで、

仲たがいしたまんまになっててね。

 

それを今回仲直りしてもらいたかったの。

この二人の象徴は、繁栄と長寿なんだけど、

ほんらいはこのふたつが同時に起こることが望まれるでしょ。

 

でも、そうはなってないのが今の世の中。

人も、国も繁栄はしても、長寿はしない。

 

100歳ってじゅうぶん長寿じゃん!って

いう人もいるかもしれないけど、

人間の体のポテンシャルって何千年って生きられるように

作られてるっていう話だよ。

 

地球でも、僕ら人間より寿命の長い生物なんて、

沢山いるでしょ。

 

いまの寿命を当然のように意識しているから、

その意識通りに、死を迎えてるんだよ。

 

僕は、今年の11月に天孫降臨をやり直すっていう、

使命を感じてる。

 

そして、

前回の天孫降臨のときにはかなわなかった1元化を

今回はやり遂げるつもりなんだ。

 

ひとつめは、瓊瓊杵尊饒速日命

もうひとつが、コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ

 

だから、今回の登頂は何が何でも

達成したかったの。

 

 

さて、前置きが長くなったね。

ご来光を拝んだところからの続きだよ。

 

僕が登頂した富士宮ルートの山頂というのは、

富士山を時計に見立てた時の6時の方向になるんだけど、

ご来光のベストスポットを求めて4時のところまで

来ていたんだ。

 

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ひとしきりご来光を楽しんだあと、

そのまま反時計回りにお鉢巡りをはじめたの。

 

多少のアップダウンはあるものの、

登山時と比べると、

呼吸ははるかに楽。

 

やっぱり、

上りに使う運動量(酸素量)ってすごいんだなって

なんか納得。

 

2時方向の吉田須走ルート山頂を超えると、

人もまばらで噴火口を覗く眺望が続く。

 

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聞こえるのは、

猛々しい突風と、

自分の吐く息の音。

その音にリズムを与えるように、

靴がザッ、ザッと砕石を捉える。

 

まるで、ギターとベースに

ドラムが加わるように。

 

至福と畏怖、

諦めと希望、

永遠と一瞬、

それらが混ざりあうような、

贅沢な時間を過ごした。

 

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6時方向の浅間大社奥宮に戻ったのは、

6時45分を過ぎたころだった。

 

登頂時に空いてなかった拝殿も、

いまはにぎわっている。

 

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鳥居をくぐり直して、

丁寧に参拝を済ませる。

これで今回のミッションは完了だ。

 

土産にと、

紙札と手ぬぐいを購入する。

 

疲労のせいか、

低酸素のせいか、

今回は直感があまり働かない。

やることはすべてやったつもりだが、

満足感が100%かといえば

そうでもない気もする。

 

そんな僕の疑念を晴らすかのように、

下山を始めてすぐに

僕の目の前の岩肌に虹のようなのが現れた。

 

 

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それを見て安心し、

 

3時間かけて五合目まで下山した。

 

五合目で慌てて帰り支度をし、

11時のバスに乗り、

向かったのは花の湯。

教えてもらっていたリフレッシュの場所。

 

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なにせ、砂塵の舞う富士登山では、

足元から目元まで砂まみれになる。

当然、身体は汗だく。

昨晩から薄っすら続いていた

頭痛もスッキリさせたい。

 

体を清め湯舟に浸る。

気持ちがいい。

 

壁には、花の湯の由緒が書いてある。

さすが、富士の麓、

コノハナサクヤヒメから

花の湯と名付けられたそうだ。

 

そんな湯に登山後に入るなんて

余計に気持ちがいい。

 

そのコノハナサクヤヒメの湯で使った

下駄箱の番号と、ロッカーの番号が

やけに気になったので、

ネットで調べてみた。

 

『555』

“人生における重大な変化が訪れます。

さなぎから蝶になるように、

あなたの本当の人生を歩む時がきました”

 

『1001』

“あなたの思考を神聖なものと同化させ、

ポジティブに保ってください。

その思考に従って行動することは、

神からの導きでもあります”

 

 

やっぱり、

今回の富士登山は間違ってなかったんだ!と

歓喜して、

軽やかに帰路についた。