「君は神だ☆」と言われましても…

自分の中の神様スイッチ押すブログ

大神神社と饒速日命 ~もうひとつの統合~

みんなこんばんは!

ニニギミノルです。

 

いよいよ高千穂まであと5日!

自分の内側を整える事だけに集中してきたけど、

つい先日、

奈良の饒速日命の分け御魂をもつ友人から

連絡が来た!

 

失望されてしまって疎遠になっていた彼だ。

稲刈りを手伝いに来ないかという嬉しいお誘いだった。

 

疎遠になってからの2か月ほどで、

僕と同様、彼にも何か変化があったのかもしれない。

 

少し複雑な感情もあったが、

純粋に嬉しかった。

二つ返事で行くことを伝え、その日は一日ご機嫌で過ごした。

 

稲刈りの当日、集合時間は朝10時。

少し早めに向かい、寄っておきたい場所があった。

大神神社だ。

 

饒速日命とのご縁を見守ってくれていた大神神社

初めての登拝で、心ふるえた三輪山

高千穂の前に、天孫降臨の宣言とご挨拶をしておきたかった。

 

そして、もうひとつ。

1か月ほど前、夢の中に2つの神社が出てきた。

ひとつは場所も名前もはっきりしないのだが、

もうひとつが狭井神社だった。大神神社の境内摂社だ。

 

一の鳥居をくぐって参道をすすみ、まずは拝殿へ。

七五三だからか、大勢の参拝客でにぎわっていた。

 

拝殿から戻り、次の行き先を心に問うてみる。

意外にもスサノオさんに行きたいらしい。

 

二の鳥居の外にはなるが、

素戔嗚尊が祀られた社があることは知っていた。

 

古い町並みのなかにひっそりと佇む祇園社

ちいさな拝殿で柏手をうつ。

 

「なにかありますか?」と問うと、

「志をまい進し、弱き者を守り尽くせ」と言われた。

 

弱き者、、、すぐに浮かんだのは、

うちの奥様だ。

 

奥様を知る人は「弱き者」と聞いて噴き出すかもしれない。

「強き者」の象徴のようなお人なのだ。

 

しかし、夫婦の関係性もこのタイミングに

変わりつつあることを感じ始めている。

 

奥さんのほうが、男性性から女性性へ、

そして僕が女性性から男性性へと回帰する時期なのだろう。きっと。

 

待ち合わせの時間も迫ってきたので、

小走りで狭井神社へ向かう。

 

この神社は、ご神体の三輪山へ登る入り口でもある。

境内はまた一段と参拝客が多い。

 

まっすぐ拝殿へ向かい、

柏手を三つ。

 

目をつむったら、神職の出で立ちの男性が出てきた。

神妙な顔で僕の体から黒く長い針のようなものを

いくつも抜いていく。

 

すぐに、身体を整えてくれているのだとわかった。

あとからご祭神を調べると、大物主神の荒魂で、

病気平癒のご利益があるらしい。

 

これもきっと高千穂の前の調整なのだろう。

ありがたい。

 

待ち合わせ場所へと急いで移動し、

饒速日命瀬織津姫と合流した。

 

久しぶりに会う彼らだが、

変わらず僕を迎えてくれた。

 

たくさん話し、

裾狩りを手伝い、

コンバインまで操縦させてもらった。

 

興奮しながらぎこちなく運転する僕の横で、

また饒速日命も楽しそうに見えた。

 

稲刈りも終わった夕暮れ前に、

彼が僕に「これ持っていき。」と腕を伸ばした。

 

渡されたのは、他でもない。

古代米の稲穂だ。

 

古代稲は、饒速日命が降臨した時に

持ってきたシンボルのひとつ。

 

1月に、高千穂に持っていきたいとお願いし、

9月に、渡すわけにはいかないと断られたものだ。

 

一連のことで、彼から学んだことは僕にとって大きかったし、

もう稲穂というカタチにはこだわっていなかった。

 

だからか、受け取った時に、

頭がまっしろになってお礼すらうまく言えなかった。

 

彼の軽トラで帰宅する道中は、

ただずっと稲穂を眺めていた。

僕はこれを高千穂に持っていくのだと。

 

天孫降臨をすると決めてから、

仲直りをしたかった2つの対。

 

ひとつめは、木花咲耶姫と磐長姫。

そしてもうひとつが、饒速日命瓊瓊杵尊

 

高千穂に向かうわずか数日まえに、

やっとやっとすべてのピースが埋まった。

 

僕が思い描いた完璧な状態で、

天孫降臨の日を迎えることになる。